2021年(令和3年) 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより激動の一年となりました。
心待ちにしておりましたオリンピック・パラリンピックは1年延期が決まりましたが、コロナウイルス終息の
目処がたたず、本年の開催も危ぶまれる状況となっております。

 そもそもの始まりは一昨年末から1月にかけての中国・武漢での感染拡大がニュースとなり、
日本国内においては2月にクルーズ船内での感染拡大が話題になりました。3月には徐々に国内での感染者が
増加していき、その後は学校の一斉休校、緊急事態宣言からのステイホーム、そして外出時にはマスク着用で
ソーシャルディスタンスをとって3密を回避するといった「新しい生活様式」に変わっていきました。
先般、欧米でワクチンの接種が開始され始めましたが、変異種拡大ということもあり、今なお世界中で感染拡大は続いております。
政府は「感染防止と経済活動」という両立の政策を打ち出していますが、「withコロナ」そして「ポスト
コロナ」がどのような社会になってゆくのか全く不透明な状況にあります。

 現在、人類は新型コロナという「未知のウイルス」と戦っておりますが、我々が抱えている問題はそれだけ
ではありません。「環境破壊と気候変動」、「大国の覇権争い」、また「差別や格差の問題」など様々な問題に直面しており、色々な意味で岐路に立たされております。
しかし、人類は何万年もの昔から幾度となく大きな危機に直面してきました。そして、そのたびに新しい考え方や価値観そしてテクノロジーを生み出し、たくましくその困難を乗り越えてきました。
今、私たちはリアルにそのような事態を体験しているのではないでしょうか。そして今後、ますます時代は
急激な速さで変化していくことでしょう。私たちは時代に取り残されることなく、しっかりと変化を捉える
感覚を養い、発想の転換と新しい価値観を持つことが必要になっていきます。
 
 今年は丑年。丑年は「結果につながる道をコツコツ積み上げていく年」とありますが、とりあえず牛肉を
いっぱい食べてたっぷりスタミナをつけ、きっちりと呼吸を整えて、力強く前に向かって進んでいきたいと
思います。

それでは本年もよろしくお願いします。
代表取締役社長 佐志田雄太