昨日、13日に世界205の国と地域から約2,000人が出場した世界陸上ロンドン大会が閉幕しました。
今年の注目選手といえば古傷等の影響で調整不足のせいか満足いく結果を残せず現役を引退してしまった
ウサイン・ボルト選手、3連覇中の5,000mで2位になり長距離の絶対王者だったモハメド・ファラー選手も
トラック競技から去るようです。
期待されていた日本の選手達もあまり良い成績を残せずメダル獲得競技は男子の50㎞競歩と400mリレー2種目で3個に終わりました。競歩に関して言えば日本人出場選手3名が全員入賞と素晴らしい結果を残して
おりましたが、400mリレーの方はボルト選手が足を痛め途中棄権になったことで
日本が3位に上がれたような内容でした。
以前から短距離走において日本人がアフリカ・欧米系の人達と渡り合うのは筋量や骨格の付き方の違いから
勝つことはできないと言われており、個人種目であれば尚更難しくなります。
それなのに短距離種目で日本が上位に食い込めるのはなぜでしょうか。
それは「リレー」がある意味で団体競技と言えるからです。
今ではすっかり有名となった、日本のお家芸である「バトンパス」が走力の差を補うほどの技術力が
あるからです。
2000年頃からアンダーハンドパスを本格的に採用し、歩幅を調整して練習を積み重ねてきた成果が近年で顕著に出てきているのではないかと思います。
後はケンブリッジ選手やサニブラウン選手のようなスプリンターの血を引く選手が続々と出てくれば
夢の金メダルが獲れる日も遠くはないと思います。
スポーツ繋がりですが今回は試合観戦したときのお話です。
先日、青山学院記念館で行われた「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017日本×ウルグアイ」
の試合を観戦しに行ってきました。
週末の土日に2試合行われるということで友人と第二戦を観に行きました。
日本のバスケットボールと言えばプロリーグ構想で長い間膠着状態が続き国際バスケットボール連盟(FIBA)
より改善するよう勧告が出されて、あやうく東京五輪に出場できなくなる話まで浮上しておりましたが、
昨年実業団チーム等が所属するセミプロリーグ「NBL(ナショナルバスケットボールリーグ)」と地域密着型のプロリーグ化を目指して発足された「bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)」が統合して「Bリーグ」が開幕しました。
やっと一枚岩になった日本バスケットボール界は今まさに転換期を迎え、チーム力強化に向けて
邁進し続けているスポーツの一つです。
また東京五輪に向けて日本バスケットボール協会は代表チームの一新を図りました。
日本代表の新たな愛称は「AKATSUKI FIVE」、日出づる国ということで夜明けとともに情熱を纏った
5人の選手が世界と対峙していくといった感じがロゴに反映されております。
ユニフォームのカラーも親しみのある「黒×赤」で今回のコンセプトにもピッタリはまっています。
個人的にも小中学校の頃よく見ていたスラムダンクというアニメで湘北高校のチームカラーとも同じなので
より親しみがありました。
さらにヘッドコーチに就任したフリオ・ラマス氏は湘北高校バスケ部顧問の安西先生にそっくりです。
現在の世界ランキングでは男子が48位、女子13位となっており、男子はアジアの中でも8番目となかなか
苦戦しております。
サッカーや野球と比べるとまだまだ環境やサポート面では苦労しているのかと思われます。
肝心のウルグアイ戦はどうだったのかというと世界ランキングではウルグアイは26位と格上なので
勝つのは難しいのかなと思っておりました。
第一戦は69-79でウルグアイが案の定勝ちましたが、観戦した第二戦は72-57で日本が勝つことが
できました。第2ピリオドまでは拮抗した試合になっていましたが、第3ピリオド以降は徐々に日本のペースに
持ち込むことができ、ウルグアイの選手達にも疲れが見え始めたのか精彩を欠くプレーが目立ち、
そのまま試合終了といった内容でした。
始めて公式のバスケットボールの試合を観に行きましたが、遠隔で光るライトを腕に付けたり、
応援用の掛け声が常にビジョンに映っていたり、合間にパフォーマンスが入る等
退屈させないような演出が随所にあって結構楽しめました。
試合終了後、日本代表の富樫選手の誕生日だったということでハッピーバースデーを歌う場面もありました。
唯一残念だったのはバスケットボールの観戦席の前列は他のスポーツと比べても最も間近で観れるスポーツ
なのに私の席は2階の自由席で選手の表情も見えないくらい遠かった為、
なんとなく応援にも力が入らず試合にのめり込むことができませんでした。
青木
バスケットボールと言えば東京オリンピックで正式種目に採用された3人制バスケットボールがありますが
こちらもまた5人制とは違った面白さがありました。立川市のららぽーとへ観戦しに行った時でしたが、
屋外に設営されたコートで試合が行われており、ノリの良い音楽が流れる中でMCがコート脇で実況するので、
迫力と興奮が倍増して盛り上がっておりました。
ルールも独特で1試合10分間の21点ノックアウト方式でスターティングメンバー含め1チーム4人までしか
ベンチに入れることができません。
得点は5人制でいう通常の3Pラインから外で打ったシュートは2点でその他は全て1点。フリースローも1点なのでファールを誘うプレーでフリースローを貰えば試合を優位に運ぶことができます。
観戦した日は生憎の雨模様でその日の決勝戦は雨脚が強くなり急遽付近の体育館で行われたため、
見に行かなかったのですが、基本的に全試合立ち見であれば無料でしかも目の前で激しいプレーを
見ることができます。
トップリーグのシーズンは毎年6月~9月迄で関東・関西圏で開催されておりますので東京五輪までまだしばらくありますので機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。