<第4回>「宅地建物取引士」という資格

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ラグビーW杯で日本が大躍進を遂げたことで五郎丸フィーバーなどすごい事になっていますね。
新聞のスポーツ面でもラグビーが一面に載っているのを目にしました。
ラグビー経験者の私としてはすごくうれしい事ですが一過性のものにならないよう
4年後の日本開催でも大活躍することを願っているこのごろです。
約1ヶ月ぶりの更新となってしまいましたが今回から3回に分けて青木が担当いたしますので
よろしくお願い致します。



先ずは、「宅地建物取引士」(宅建士)という資格についてお話しさせていただきます。

先日、平成27年10月18日(日)宅地建物取引士資格試験が実施されました。
よく「宅建」というように略されて呼ばれていますが、皆さんも一度は聴いたことがあるかと思います。

1年に1度しか開催されない宅建の試験ですが、今年でなんと58回目
1987年以降は毎年20万人以上申し込みがある、れっきとした国家試験です。
創設当初は「宅地建物取引員」、昨年までは「宅地建物取引主任者」と名称が変わっていき、
そして今年から「宅地建物取引士」に名称が変わり、第1回「宅地建物取引士資格試験」が行われました。

受験資格には年齢や国籍等の規定は無いので、誰でも試験を受けることができます。
ちなみに、昨年の最年少合格者は12歳、最年長合格者は77歳でした。
12歳で国家試験に受かってしまうなんて、さぞかし易しい問題なのだろうと思いきや合格率は
全受験者数の15~17%と難易度は高めです。
さらに今年は名称変更により宅建士としての専門性を上げるため問題が難しくなったと言われています。

実は、私も今年、初めて宅地建物取引士資格試験を受けに行ってまいりました。
申込者数約24万3千人、受験者数約19万5千人というデータが発表されまして今年も例年通り
多くの方が受験しております。

初めて受けてみた感想としましては非常に難解な問題ばかりでした。
選択肢が2つに絞れたとしてもどちらを選べばよいのか分からないような問題がいくつもありました。
解答速報は既に発表されていますので自己採点されている方がほとんどではないかと思いますが、
合格通知が来るまでドキドキしながら待っている方も中にはいるのではないでしょうか。
試験結果は12月2日(水)に発表されますので合格者数や合格率が発表されましたら
次回以降お知らせしたいと思います。

では、「宅地建物取引士資格試験」を合格すると取得できる「宅地建物取引士」という資格は
どのようなことができるのか、または何に使えるのか皆さんはご存知でしょうか。

簡単に申しますと、販売業者から家や土地を売買、貸し借りする際に「専門家として」必ず重要項目の説明や
重要な書面、契約書に記名押印をしなければなりません。
購入者や借主が騙されたりせずに安心して成約まで運ぶために専門的な人が仲介することできちんと
重要事項を理解してもらい、不利な立場の人を守る役割を担います。

弊社は、宅地建物取引業者として、免許を東京都知事より取得しており、不動産の販売・仲介や
倉庫賃貸等の業務も行っており、「宅地建物取引士」も取得すべき資格となっているわけです。
先程簡単に書かせていただいた他にも、宅建士が行う仕事はたくさんありますが、
今回は、この辺で終わりにしたいと思います。

次回は、「宅地建物取引士」の仕事について詳しく説明していこうと思いますので
引き続きよろしくお願い致します。